2017年8月19日 (土)

パニアタンクを撮りたくて(2)

訪問時に使用されていたパニアタンク機は 7714 GWR 5700クラスである。1929年から50年までの長期にわたってなんと総計863機が製造された。

今もおそらく16輌が各地の保存鉄道にあり、現時点で可動状態にあるのが67輌と思われる。

メーカも多岐にわたるが、77141930 Kerr Stuart製である。

BRから引退は1959年、1501と同様でNCB英国石炭庁に移り、セヴァーンヴァレー鉄道が1973年に購入した。1992年に使用開始、2009年に一旦引退、オーヴァホール後昨年2016年に復帰した。

駅で止まりを撮っていると走行写真に適した撮影地まで行けないので、今回は駅での撮影は諦めた。
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いずれもアーディントンEardington Halt ~ ブリッジノースにて

つづく

あまらぼ鍋屋町

2017年8月17日 (木)

パニアタンクを撮りたくて(1)

もうすぐ秋が来るし、とっくに飽きが来たと言われそうだが、春の英国の続きである。

ウェイルズのナロー保存鉄道訪問ではもう一つフェスティニオグ鉄道Ffestiniogを訪問したが、これについては今後もう少し材料を集められる可能性があるので、報告はその後にします。

この旅行の最後はウェイルズではなくイングランド、そしてナローではなく標準軌の保存鉄道であった。セヴァーンヴァレー鉄道Severn Valleyである。この鉄道も以前に書いたが、今回はパニアタンクを撮りたくて訪問したので、それを中心に報告する。また終点ノースブリッジNorth Bridgeの工場見学もあった。

パニアタンクは7年前に友人の案内で初めて英国を2週間ほど旅行した際に走行を1往復だけ、3年前の訪問では駅で止まっているのを撮っただけで、なんとかしっかりと撮りたいと思っていた。

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1501号機 グレートウェスタン鉄道GWR1500クラス ただし実際の製造はBRになってからの1949年である。

遠目にはサイドタンク機とうっかり間違えることもあるが、ここまで近附くと違いがハッキリする。サイドタンクはタンクがフレームに載っているが、パニアタンクはボイラ両側に吊るされている。パニアとは背負い駕籠の意である。

機関車の車輪配置を表すときに例えば国鉄C11だと2-6-4Tのように表すが、このTはサイドタンクを意味する。ご承知の通りテンダー機では附かない。これがウェルタンクではWT、サドルタンクではST、パニアタンクではPTと記される。

従ってこの機関車は車輪配置0-6-0PT 

この1501BRからの引退は1961年と早く、僚機2輌とともに翌年NCBNational Coal Board(英国)石炭庁)に移りCoventry Collieryで使用され、1970年に当鉄道に来た。僚機は部品供給用となりその後解体。2006年にボイラの期限が切れたが、ご覧のように見事に復活している。ただ訪問時は使用されていなかった。工場見学時の立ち入り許可場所としては此処まで近附くのが限度であった。

つづく

あまらぼ鍋屋町

2017年8月13日 (日)

たばこ政策先進国タイ

バンコク訪問から 更に補足

違法喫煙罰金 五千バーツ

受動喫煙被害軽減狙う 日本との差鮮明

以上、バンコク週報第1796号 2017722日 の見出しである。本文冒頭は

-タイ政府は74日、たばこを購入できる年齢を20歳以上に引き上げることなどを盛り込んだ改正たばこ製品規制法を施行した。、、、、、―

今までの罰金は2000バーツである。日本円で6000円ほど、しかし使いでとしては2万円くらいだろうか。名古屋などの罰金2000円とはえらい違いである。

こういう違反で生活に窮するような罰金は取る訳にはいかないだろうが、2000円では餘りにも安すぎる。「あーあ、今月の小遣いパーになった!」と反省してもらうくらい取らないといけない。

これは従来からであるが、屋外でも公園は禁煙である。これは実に気持がよい。

自動車排気ガスで所詮汚れてはいるだろうが、公園の緑の中で過ごすのはいいものだ。池の畔の木陰ならエアコンとは全く違う自然の涼風が吹く。

しかし日本ではここに煙草の煙が重なる。他のごみは滅多にないのに煙草の吸殻がいっぱい落ちている。

子供が(大人でもそうだが)お菓子を食べて包み紙を捨てたら、叱られるだろう。そもそも捨てる子供はまず居ない。どうしてエエトシした大人が煙草の吸殻だけは平然と捨てられるのか?

何か既得権があるかのように振舞っている。中には消さないで捨てる馬鹿もいる。こういうのは放火未遂で逮捕すべきである。

あの万事不愉快な煙草天国の隣の大国でも実は公園は禁煙である。しかも最近からではない。桂米朝が西安、大連などへ行ったときのことを旅ネタのマクラに話している。なんと80年代なのに「、、、、公園の中は禁煙で、たばこが喫えまへんのや。、、、、」ヘヴィースモーカの師匠の口調はちょっと残念そうである。

さて寄り道はこの程度にして蒸機に戻ろう。

あまらぼ鍋屋町

2017年8月12日 (土)

バンコク訪問から(6) 補遺

1.BTS補足

なんと自転車持ち込み可となっている。ラッシュ時の大混雑から考えると驚きである。
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平日の早朝6時から6時半、土日休日の6時から9時、全日深夜22時から24時となっている。

イチャモン大好き人間としては、始発から6時まで、24時以降はエエの?である。

2.鉄が現れると、鉄道模型も充実する

タイ人の鉄が数年前から現れている。この23年は蒸機の運転時など鉄、俄鉄が群がって大変である。

バンコク在住時に鉄道模型の店が2,3あるのは知っていたが、その後少しずつ増えているようだ。
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此の店はBTSのエカマイEkkamai駅に繋がるゲートウェイ・エカマイに最近できた。
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そしてどうもレイアウトが奥にあるようなのだが、入場料・使用料がなんと450バーツもする。日本円1500円くらいである。鉄博より高いではないか。入場者は居なかった。

名古屋では積木遊園地が料金高すぎて閑古鳥が鳴いているらしいが。


あまらぼ鍋屋町

2017年8月11日 (金)

バンコク訪問から(5) キングとミカド

今回もタイトルに偽りあり、観光地であり王室離宮のあるフアヒンHua Hinである。クルンテープ(バンコク)から急行で5時間ほどで到着する。

以下は海外鉄道研究会の会誌PENDELZUGに以前書いた内容とかなり重なるところがあることをご諒解下さい。

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手前の建物はホーム上にある、王室専用の待合室である。最近果たして使われているのかどうか大いに疑問であるが、室外機が見えるのでエアコンの設備はあるようだ。大きな肖像画は昨年薨去されたプーミポンアドゥンヤデート国王である。喪が明ければおそらくこの絵は取り外されるだろう。

超広角で撮らざるを得なかったので遙か彼方に見えるが、駅構内の西側に米国ボールドウィン製のミカド(車輪配置2-8-2)がある。*

タイの駅構内や駅前には全国で結構な数になる静態保存の蒸機が置かれている。一番多いのは、英国ノースブリティッシュ製のテンホィーラ(車輪配置4-6-0)である。

観光客の多い駅なのに何故、アメリカ製貨物機を置いたのだろうと思った。もうすこしスマートな旅客機の方が良いのに、、、、

実は王は米国マサチューセッツ州の生まれなのである。キングという車輪配置名は無いが、ミカドならある。そしてアメリカ製のミカドはこれがタイに残る唯一のものである。さて、これは偶然なのか?それとも意図して行われたものか?

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なお、このミカドは3気筒である。黄色矢印のところに中央のシリンダが見える。

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日本のC52C53 と同様に中央シリンダは独立の瓣装置ではなく、外側二気筒の辧装置からの連動梃によって駆動されている。但し連動梃がC52,C53とは違い、シリンダの後ろ側つまりキャブ側にある。黄色矢印のところに中央のシリンダ、かなり見難いが赤色矢印のところに連動梃が見える。

日本と同様で、某大国からの大声を出す、失礼、地声が高く大きい観光客が異常に増えていて、この有名な王室待合室を、人を入れずに撮影するのは通常の時間帯では不可能になった。今回は早朝に行ってやっとモノにしたが、掃除水撒きの作業員を入れずに撮るのに苦労した。ホースは諦めざるを得なかった。

*注  305番 1925 Baldwin 製、製番58672 但し実際には306番と言われる。

まらぼ鍋屋町

2017年8月10日 (木)

鉄たび展を見てきた

ウェイルズにタイが割込み、さらに名古屋が割り込みます。

ジェイアール名古屋タカシマヤ(どうもこれが正しい表記らしいが、、、、ウーム)で「鉄たび展」をやっている。ある方から招待券をいただいたので、他用とあわせて見てきた。

模型の神様・原信太郎と九州の風が紡ぐ鉄道ロマン

熊本地震復興支援企画

とサブタイトルが附いている。会期は814日まで、無休。

見られる原さんの模型は横浜の原鉄道模型博物館*のごくごく一部である。

よかったのは展示棚の照明が結構明るく、見やすかったこと。明るすぎて模型に傷みを生じないかと逆に心配になるが。相変わらずドジで偏光フィルターを持っていくのを忘れた。反射光がほとんど障碍にならなかったのと、名古屋ならではのを2点載せておきます。両者とも一番ゲージ。弊ブログには珍しい電車。

20170809p80900862_3ドイツのガラス電車

20170809p8090130_2名鉄ナマズ

一番ゲージの模型の他、Oゲージや16番の模型もあった。16番ではなく正しいHO**かもしれないが、所詮日本モノであるし人だかりも多かったので確認しなかった。モノによっては反対側もある程度見られる展示角度であったのも良かった。

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ユニオンパシフィックのビッグボーイ(Oゲージ)。何故か解説が全くない。

一番の目玉は「或る列車」*の模型である。JR九州も絡んでいるので当然であろう。

毎時一回レイアウト**上で走らせる。

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子供の手が届きそうで見ていてヒヤヒヤする。

原さんがどうして「或る列車」を真鍮色の模型にされたのかは知らないが、木造客車であるからやはり渋い塗装にしていただきたかったと思う。スケール模型ではないが16番の17メートル級の客車で作られた坂本衛さんの「古都」のほうが私には好みである。半世紀以上前の「鉄道模型趣味」に掲載された。

原さんの模型は見ていて夢があるが、これに刺戟されて?作った実車はノッペリした気動車に過剰な細かい模様を附けていて、見てみたいとか乗ってみたいという気にはならない。

私にはこの展覧会で一番楽しかったのは原さんが撮られた、屋久島の安房(あんぼう)森林軌道現役最末期の8ミリ(16ミリ?)映像であった。現在は水力発電所の管理のためにごく一部が使用されているのみである。

あまらぼ鍋屋町

以下五月蠅い注

*:この訪問記は http://dampflok.cocolog-nifty.com/blog/2016/04/1-e626.html から3

 にわけて書いた。また 「或る列車」についても 

 http://dampflok.cocolog-nifty.com/blog/2016/04/2-35fd.html  に少し書いた。

**:両者の関係についてはいろいろな所に解説されているので、屋下屋を架す解説は省略します。例えばhttps://www.imon.co.jp/models/hovs16.mbr/htmlです。丁寧で分かりやすいが、ちょっと長い記事なので、そもそも1/8016.5mm軌間のアンバランス(掛け算しても国鉄などの1067mmにも阪急や近鉄などの1435mmにもならない!)も気にもならず、それをHOと呼んで平然としている人、とくに若い方に読んでいただけるかどうか。

また、最近はレイアウトのことをジオラマと呼ぶが、両者は別のモノである。レイアウトと言う語は多義で分りにくいという事情は理解できるが。鉄道模型界ではジオラマという言葉は風景だけあるいはそれに鉄道車輛を添えた情景再現を言ったが、車輛は動かないのである。レイアウトは車輛を走らせることが第一の目的である。

千六十七歩譲っても千四百三十五歩譲っても、逆に鉄道模型を走らせる楕円形線路だけのものはジオラマではない。

なおジオラマはフランス語由来で発音はディオラマ、英語ではダイアラマである。

2017年8月 9日 (水)

バンコク訪問から(4) メークロ-ン線

メークローン線は車輛は面白くないが、沿線はゴチャゴチャしていて楽しめる。他の線と違って列車の遅れが殆どない(精々10分くらい)ので、撮影地さえ決めてしまえば、のんびり木陰で本を読みながら待つのにピッタリである。

バーンレーム~メークローンの西半分は先年大改修を終えたばかりで、撮影の面ではちょっと興ざめなので、今回はウォンウィエン・ヤイ~マーハチャイの東半分の撮影だけにする。メークローン線ウォンウィエン・ヤイ、BTSウォンウィエン・ヤイ両者の中間に良いホテルがあるのでそこに泊まった。都心から離れていて観光にはあまり適さない為か、良い設備と行き届いた管理の割にお得な値段で、安ホテルの1.5倍くらいですむ。人気が高く泊まれないことも多い。

この季節は太陽が北側に回るので、線路の北側からの撮影が容易である。
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バーン・ナム・チュットBang Nam Chut~コック・クヮイKhok Khwai

この路線で初めて他の人間が撮影しているのに出くわした。鉄ではなさそうで、某巨大人口国家の現在の最高指導者のような体形であった。かの国では「ソンタク」して、この体形のかわいい動物が主人公の童話・絵本も取締まっているという話がネットに出ているが、、、、、

ともあれ、若者で23人で線路際や線路上で地鶏をして遊んでいた。まあ人畜無害の観光客で、列車が来る前にどこかへ行くだろうと思っていたら、、、、、

なんと列車が来る寸前にまた線路際に立ち、コンデジを今度は列車に向けたのである。
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仕方なく、画面右側を大きくトリミングした。

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別アングルで。クロン・トン・サイKhlong Ton Saiのホームはこの橋の両側にある。東行きは東側、画面左側外、西行きは西側、画面右側外に停車する。メークローン線は全列車が普通列車であるがこの停車場は通過列車も多い。

あまらぼ鍋屋町

メークローン線の歴史やチャオプラヤ川までの廃線跡探訪については以前少し書きました。

http://dampflok.cocolog-nifty.com/blog/2015/01/post-27d7.html

2017年8月 8日 (火)

バンコク訪問から(3) アユッタヤで撮影

今回はタイトルに偽り、矛盾あり。アユッタヤ滞在中に少し列車撮影をした。

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GE製ディーゼル機関車 旧塗装のがまだあった。新塗装のよりも多少は落ち着いた感じで好ましい。

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日立製ディーゼル機関車、中国中車製の寝台客車に揃えて塗り替えられたものであるが、専用機ではなく普通列車やこのように貨物列車に充当されることもある。

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中国南車資陽製のディーゼル機関車である。側面にTPI(タイ・ペトロケミカル・インダストリの頭文字)の文字が見えるのでTPIポーレン(セメント会社)専用機なのであろう、セメント貨車と似た塗り分けになっていて、他の機関車の黄色ベースとは文字通り異色である。

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(参考)アユッタヤの南、ナワ・ナコーンNawa Nakhonの同社セメントプラント

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アルストームのディーゼル機関車。仏塔を背にして。アユッタヤの王朝と仏教など、こういうものの歴史も探ると面白いだろうが、、、、やはり「鉄」が優先される。

 

あまらぼ鍋屋町

2017年8月 7日 (月)

バンコク訪問から(2) SRTダークレッドライン

国鉄バンスー駅 SRT Bang Sue

大きな高架駅が次第に姿を現している。クルンテープ駅(前記事の注を参照*)に代わるターミナルとなるとされるが、現クルンテープ駅はどうなるのだろうか。

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バンスー駅には以前は駅舎が二つあった。手前のプラットフォーム上にあった南駅舎(?) 23年前から事実上使われていなかったかと記憶するが、取り壊された。北の方にある駅舎はまだ使用している。

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建設中の新駅を別の角度から、手前はバンスー機関区である。

飾ってあるのはメークローン鉄道の蒸機である。走行中の列車からの撮影なので、歪みがある。一眼レフでも昔の横走りと違って最近のは縦走りフォーカルプレーンシャッタなので歪みが目立つが、このミラーレスはちょっと酷い。

この番号5が正しければクラウスの製番54281906年であるが、実際は4であるとも言われ、その場合は同年の製番5427である。実際には部品交換で何がなんやらワカランのが実態であろう。

バンコク中心部からここへ行くにはSRTより、MRTブルーラインで行く方が圧倒的に便利である。**

訪問時バンスーが終点だったが8月には一駅延長されタオ・プーンTao Poonでパープルラインと連絡する。残念ながらMRTは駅も車内も撮影禁止なので写真をお見せできないが、ドア上の路線表示はもう新しい駅が入っているので、タイやその他の東南アジア諸国でよくある開業前の無料試運転、体験乗車?が始まっているかと期待したが、まだであった。

アユッタヤまで行った際の往復でダークレッドラインの建設の状況を車窓から観察してきた。半年前にもう駅の姿は現れていたが、今回内装も進んでいるように見えた。

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ワット・サミアン・ナリWat Samian Nari

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カン・ケーハKan Kheha
どれもこれも同じにしか見えない。

レッドラインはダークレッドラインを含めは国鉄SRTの管轄でありメーターゲージである。エアポートリンクのように別組織の運営とするのだろう。今のようなエエ加減な、失礼ノンビリした、元へおおらかな管理ではこの種の近代的なものの管理は難しいだろう。尤もそうなるとエアポートリンク同様、駅での撮影も禁止となる可能性が高い。

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全区間が高架になるわけではなく地上部分もあるので、高架橋がこのように下がってくる。サームセンSam Sen駅の少し北にて。

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画面右側すなわち列車の上部にある高架柱は俗称ホープレスピラーである。これについては以前書いた。バン・ケーンBang Khen駅にて

http://dampflok.cocolog-nifty.com/blog/2016/01/post-b0a6.html

あまらぼ鍋屋町

以下餘計な注

*考えてみると、首都や大都市の名前が地元の言葉と英語や日本語とで根本から異なるのは他に例が無いかもしれない。

首都ではないが、イタリアのミラノ、英語ではミラン、ドイツ語ではなんとマイレンダーとなるが、元は同じである。

これも首都ではないが中華人民共和国四川省の成都、元の発音はチョンドゥ、ローマ字を用いた発音表記であるピンインではChengduなので欧米人はチェンドゥと発音する。日本ではセートとかなり違った発音をするが、元は同じである。そういえば四川はスーチュアン、ピンインがSichuanなので欧米人はシーチュアン、日本人がシセンである。漢語(所謂中国語)での現在の漢字の読みは日本の音よみと吃驚するほど違うのが多い。

**もっとも運賃は大違いでSRT2バーツで駅トイレの3バーツより安いが、MRT20倍の40バーツ(邦貨130円程度)である。

とにかくSRTは異常に安く抑えられている。さらにタイ人が普通列車を利用する場合は無料である。快速以上は有料。

**MRTブルーラインは正式名称チャルム・ラチャモンコンChaloem Ratchamongkhon

2017年8月 6日 (日)

バンコク訪問から(1) BTS延伸

最近は日本の冬にだけ避寒に訪問するタイであるが、例外的に先日ちょっと行ってきたのでその記録である。事情通の方からすれば、何をいまさら、だろうが。

情けないことにタイ文字の運用能力はありませんので、駅名などはラテン文字転写を挙げておきます。

BTS

スクムヴィット線の東()側がベーリングBearingからサムローンSamrongへ一駅延伸されたので乗ってきた。開業は4月であったとのこと。

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さらに先も延長工事が進んでいる。開業は
2019年とのこと。これでやっとタイ最初の鉄道であったパクナーム鉄道(起点はフアランポーン、1893年開業、1959年廃止)の終点パクナームまでなんと60年ぶりに再び鉄道で行けるわけだ。ちょっと文字が細かいが、この路線図の黄色矢印がサムローン、赤色矢印がパクナームである。

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このサムローン駅は島式ホームである。これは南側に折返し用の引上げ線を設けたことに伴う措置である。

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バンコク中心部とこの辺りではかなり乗車率も異なるので、この先の区間の開業後はここで折り返す列車を設定するのだろうか。単純な島式ホームはBTSでは初めてである。スクムヴィット線とシーロム線の接続駅であるサイアム駅Siamが二層構造の島式であること、假駅の予定であったが廃止反対を受けて恒久化したサパーン・タークシンが一線片面**であること以外は全て相対式のホームである。

シーロム線の終点バンワーBang Waは以前に行ったことがあるが、此処で接続するMRTブルーライン***の工事の進みを見に行った。駅がかなりできている。
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ついでにBTSの終点の先にある留置線を見た。バンワーのホームはどういうわけか撮影禁止なので(BTSの他の駅では問題ない、但し三脚はもちろん一脚も禁止)、仕方なく近くまで歩いて行った。路線延伸(この通り実現するとはとても思えないが2020年開業の計画がある)の際には対応できる構造のようだ。
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あまらぼ鍋屋町

以下おおいに餘計な注

*:ガイドブックや駅、車内の英語アナウンスではBTSスカイトレインと言っているが、タイ人が英語で話すときはスカイトレインとはあまり言わず、単にBTSと言うことが多い。

**:サパーン・タークシンは長らくシーロム線の終点であった。

両側を高架道路に挟まれているためホームを外側に張り出すことができないので線路一線分を利用して、つまりこの駅のところだけ単線にしてホームを設置したのである。假駅だったのでこのようにしたが、そもそも一旦駅ができて利便を享受した地元が廃止をOKするわけがない。さらにチャオプラヤ川の水上交通や観光との連絡も良い。それで廃止計画は撤回されたとのことである。

現在もここが単線であるため、駅進入時にはかなりの減速と多くの場合は一時停車を餘儀なくされる。ラーチャダムリ駅からスーラサック駅までの急曲線連続とあわせてシーロム線の表定速度低下に大いに貢献している。

タイ、バンコク情報に注意を払っている友人から「サパーン・タークシン駅は、両脇の道路を少し動かして駅スペースを拡幅することになったようである」と教えてもらいました。

(次のニュースWEBに掲載)

 http://www.newsclip.be/article/2017/08/11/33827.html

 (あまらぼ鍋屋町 815日追記)

 
***MRTMass Rapid Transit バンコクメトロ

ブルーラインは現在バンスーBang SueHua Lamphongを結ぶ。両駅で国鉄SRTと連絡している。なお国鉄SRTHua Lamphongは外国人だけの俗称で正式名はタイ語でクルンテープKrungthep、英語でBangkokであるが、MRTはフアランポーンが正式名である。

現在は全区間地下であるが、延長部は高架部もある。

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