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2015年5月29日 (金)

マン島の鉄道6つを6日間で(その6)

最後はこの島の名物として知られている馬車軌道である。(Douglas Bay
Horse Tramway

 

昔は馬車軌道、馬車鉄道が世界各地に多数あったが、現在公共交通機関として機能しているものは殆どない。北半球ではこのダグラスだけである。
マンクス電気鉄道の始発駅ダグラス・ダービー・キャッスル駅とダグラス港の間を結ぶ3フィート軌間複線、全線約1.6マイル(2.6キロ)である。ダグラス港からマン島鉄道(蒸機鉄道)までは歩いてすぐである。従って蒸機鉄道、馬車軌道、ポール集電の電気鉄道という乗り継ぎが楽しめる。マン島政府の所管の公共交通機関であるから、バス、マン島鉄道、マンクス電気鉄道などとともに磁気カードの全線パスも使える。
Douglas_horse_tram_2

運転は
5月から9月までであるが、この馬車軌道がこのままの形でこの通りを走るのは今年(2015)限りの可能性が高い。実は今年の運行も危ぶまれ、運行予定発表も遅かった。なんとこの通りを自動車道にというアホなことを企んでいるのである。馬車軌道としては何らかの形では残すのであろうが、遊園地的な馬車軌道はいろんなところにある。普通の道を公共交通機関として走っていることが貴重な観光資源であるのに残念なことである。

 

 

 

Douglas_horse_tram_5

 


機関車は勝手にカマ替えを始めるので、灰?の落下を防ぐためにこれを着けているが、やはり道路にはカマ替えの跡がある。一応撮影してあるがここにお見せするのは控える。

 

 

 

20150512bwdsc_4999

機関区はこれである。

 

20150512bwdsc_99982_2
一言声をかければ内部見学
OKである。使わないときにも燃料補給が必要なやっかいな機関車たちである。
At_the_stable

使われている車輛はこの建物にあるが、他の場所に保存保管されている車輛や売店などに転用されたもの、個人所有となったものもある。
20150512bwdsc_98512
車輛は実に多種多様で現在ここにあるのは19輌とのこと、あるものは一応全部カメラに収めておいた。

 

 

 

20150512bwdsc_98982

 


一番見応えがあるのはこの車輛であろう。パンフレットに登場するのはこれなので、私はいつもこれが使われているのかと勘違いしたくらいである。
20150512bwdsc_98782

蒸機やディーゼル機関車みたいに朝から夕方まで通し運用するわけにいかない。2往復させると、交替である。

 

 

 

 

 

20150512bwdsc_0036

 

ダイヤは9時から17時台の20分間隔であるが、若干遅れや逆に早くなることもある。車の交通量が多いので撮影は結構面倒である。

 

 

 

 

 

Douglas_horse_tram_6

 

Douglas_horse_tram_3

 

両端の停留所を同時に出るダイヤで、始発終発を除いてすれ違いが見られる。

 

 

 

 

 

Douglas_horse_tram_1

 

Douglas_horse_tram_4_2

 

マン島の鉄道軌道の紹介はこれで終わります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あまらぼ鍋屋町

 

 

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コメント

悠久の時間が過ぎていく町なんだなぁと読んでいくと、なんとこれが廃線!?……
残念だなぁと思いながら、日本にもこのような馬車軌道があったのだろうか、軌道にするメリットはあったのだろうかとの疑問も。
50年以上も昔、田舎でも肥溜めを荷車に乗せた馬車が町の中を徘徊していました。
当然、出物所嫌わずの「灰」を時々道に置き忘れながら。その中には「灰受け」の布をお尻に当てていた馬もいましたが。

2階建ての客車、ロイヤルボックスの様でいいですね。映画で観たオリエント急行の配色なんでしょうか。歴史的建造物の観光ルートに都内で走るといいのですが、排気ガスや何やかやでそんな構想すら思い浮かばないのでしょうね、今の日本では。

馬も馬車と同じようにポニー系の小型ですね。これがサラブレッドでは合わないのでしょう。

Paravinaさま

弊ブログをご覧いただきありがとうございます。
現地では「将来構想図」なんてものは掲げられていないので、来年以降どうなるか正確なところは分かりませんが、自動車の通る部分と馬車軌道が完全に分離され後者は海岸沿いに持ってくるのかなと想像しています。
日本にもかつては少なくとも数十の馬車軌道があったようです。現在、北海道開拓の村(札幌)などで観光用のがありますが、鍋屋町は見たことがありません。

車輛とくらべると小さく見えるかもしれませんが、馬はポニー(定義があって、一般には肩の高さが147cm未満のものを言うそうです)というほど小さくはありません。起点の停留所まで連れてきた女性(運転士見習い?)の頭と馬の肩が同じくらいの高さです。
と言って1トンを超えるような超大型種でもなく、馬車の牽き出しの際に車掌が押して手伝うこともよくあります。こういう人がらみの写真は極めて下手なので載せませんが。

都内の馬車と言えば、日本駐箚の各国大使の信任状捧呈式では大使の多くが儀装馬車での東京駅から皇居への移動を選ぶそうですね。こういう高貴?なのも勝手にカマ替えするのでしょうか?これも鍋屋町は見たことがありませんが。
そういえば驢馬のパン(実際には馬が牽いていましたが)っていつ頃まであったかなあ。

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