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2017年5月31日 (水)

異郷のモダニズム 満洲写真全史

名古屋市美術館で題記の展示を行っている。

会期は625日までであるが、忘れるといけないので見に行った(月曜休み)。実は先週土曜日に海外鉄道研究会の名古屋例会が近くの会場であったので、その前にチョコッと見ようかと思っていたのだが、愚図愚図しているうちに例会開始が迫り、行き損ねた。

しかし行き損ねて却って良かった。結構見応えがあり、チョコッとでは済まなかったのだ。

展示は5部に分けられていて、5部だけが常設展スペースの一部にあった。
20170531p5310718
入り口のここまでは撮影OK、その先でスマホでパシャパシャやって注意されてるお嬢様がた少々。当方はシャーペンでメモ書きしていたら、シャーペンも不可とのことで鉛筆を手渡された。「始末の極意(落語)」流にいえば芯が減らいで助かった。

満洲の写真ばかりではなく、他の地域の写真もあるのがいきなり目を引いた。

滇越(テンエツ)鉄道風景 のが興味深かった。

「難工の架橋」(=絶壁を貫く隧道からすぐにわたる鉄橋の写真)などである。

残念ながらカマは写っていない。

滇(テン、雲南省東部のこと、環境依存文字ですが、サンズイ偏に眞です)と越(越南、ヴィエトナムのこと)を結ぶ鉄道

札免公司のスレツバー置場 (カタカナなのだが読みにくく違っているかも)

貯木場か?ごく小さくカマが見える。

路面電車では「大連常盤橋」に電車が3輌。他に線路だけで車輛が見えないのは他都市も含め数枚。

ポスター、チケットの写真はパシナ974 田中靖望の写真で「満洲グラフ」56号採用。

他に満鉄グラフ(現物展示)では、「あじあ」の展望車はもとより、第1110号に林鉄のカマの正面が大きく(大きすぎて全体が見えない!)扱われている。残念ながら私の知識では特定できない。

「躍進満洲画帳」19428(現物展示)には最終ページにパシナの写真(ぶれていて機番不明)

満洲写真帳1931年には、No.1555の正面写真が扱われている。年不詳だがNo.1611を扱ったのもある。

映画のDVDも4つ流していた。急カーブ(直角に曲がる)した高架を走るバンカーファーストのタンク機のシーンもあった。2度見たが、一瞬でよく分からない。

道路(車輛)が左側通行であったことが分った。

そこに出てくる文化住宅街という用語も面白い。街を取って「文化住宅」なら、子供の頃「ブンカ」と言って、莫迦にしていた小奇麗だが安普請の小住宅のことをいうのだが、、、(50年代から60年代の大阪)

中国では現在もやたら「文明××」というが。

連が火事場泥棒略奪した工場や発電所の写真もある。

撫順発電所 破壊され主要機器を盗まれた34100.000kWとある。随分大きな出力だ。合計だろうか?同時代の日本、1939年に運転開始した中部共同火力発電株式会社の名港火力発電所1号機が53,000W、翌年完成の発電所総出力が138,000kWで“東洋一”と言われた。(戦後中部電力が更に増設し、最終的には285,000kW、現在廃止)

牡丹江機関区には機関車のボイラが3つ、機関車(本体のみ)1つ見えるが、長春機関区は壁だけしか残っていない。

ついでに売店で藤原書店の季刊誌、別冊「環」⑫ 「満鉄とは何だったのか」 (2006)を購入。他にも気になるものがあるがキリがない。

イチャモンは別途

あまらぼ鍋屋町

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