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2017年5月 5日 (金)

饅頭こわい丼

所属する海外鉄道研究会、3月の名古屋例会は都合でいつもとは別の会場で行ったので、二次会は初めての場所であった。

そこで出た料理の一つに「櫃まぶし」があった。但し鰻ではなく牛肉というケッタイなものであった。

恥を言うと、「ひつまぶし」というのを知ったのはつい近年である。多分十年位前だとおもう。また、その際にも「ヒマつぶし」と思っていた。鰻の細かいのを箸でゴソゴソとほじくると時間が掛かるだろうから、暇潰しになるのかなあと思っていたのである。

そのケッタイな牛ひつまぶしは予想に反して結構美味かった。チェーン店としては悪くない牛肉を使っていることもあるが、山葵と肉の相性、それに鍋の残り汁を加えるのも良かったのだろう。

これで思い出した食べ物がある。

有名な落語に「饅頭こわい」というのがある。どんな落語か、あらためてご紹介するまでもないと思う。サゲが分かり易く面白いので子供の落語入門にも適している。

此のはなしは集まった若者たちが、好きなもの嫌いなものを順に訊ねるところから始まる。好きなものとしての答えは、最初は当然、「酒」「おなご」であるが、段々とケッタイなものが出てくる。その一つがタイトルに挙げた(私が勝手に命名した)丼である。

米朝ヴァージョンでは (特選“米朝落語全集”第十八集 東芝EMIから引きます)

―これぐらいのどんぶり鉢の中に焚きたての熱いやけどするような、まだうめてないご飯を放り込むのや。そこへ鯛の切り身のええところをこう、三切れほどな、ポンポンポーンと中へ放り込んで、こう御飯でうずめるようにするんやな。

玉子を三つほどポンポーンと割ってその上へかけるわ、あぁ、上等の浅草海苔、こいつを火に焙ってパラパラパラーッと上からかけて、ちょっとわさびをすりこんで濃口の醤油をサーッとかけて、ガサガサがサーッとかき回して―

この通り作って食べてみた。但し浅草海苔なんぞはもう入手できないので、千葉県産と書いてあるのにした。千葉県と言っても広い、正体は不明である。大きな変更点は玉子で、三個は多すぎるように思ったので一個にした。

落語では八杯喰うということになっているが、そんなに食べられない。

松鶴(六代目)のヴァージョンでは

「もったいないようやけど、白身は捨ててしもうて、、、」と黄身だけを乗せることになっているので、二杯目はそのようにした。

どちらが美味かったか?料理とも言えない簡単な料理、自身でお試しを!

一つ言えるのは、腐っても鯛、ではなかった(量が)少なくても鯛。淡白な味と思っていたが、玉子、山葵、海苔の強い味に負けないということ。


あまらぼ鍋屋町

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