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2018年5月18日 (金)

ねじり橋(三岐鉄道北勢線) 続

ねじり橋を反対側(南側)から見る。
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この橋が跨ぐのは、
1601年桑名城主本多忠勝が着工し1635年に完成した全長12kmの六把野井水である。4世紀に亘り田んぼに給水を続けている用水に較べると、北勢鉄道以来100年の歴史を持つナロー鉄道といえども新参者である。

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アングルによってはとても鉄道橋とは見えない。

井水であるが、「せいすい」あるいは「いすい」と読んで井戸水を言うことが多いのではないかと思うが、ここでは灌漑用水のことである。

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田植えの時期であるからか、ちょっと恐怖感を抱くような水量で流れていた。

そしてこの六把野井水であるが、「ろっぱのゆすい」と「ろっぱのいすい」(三岐鉄道ウェブサイトなど)の2通りの読みが見られる。 

三重県のホームページ(サイト)では、六把野井水は見つからなかったものの、南家城川口井水に「みなみいえきかわぐちゆすい」と假名を振っている。いろいろこの地方のことを調べていくと、大井と書いて「おおゆ」と振り假名のあるものもあった。井を「ゆ」と読むのはこの地方独特の読み方なのだろうか?あるいは私の教養不足で各地にあるものだろうか?

なお北勢線にはかつて「六把野駅」があった。これは穴太(あのう)駅と北大社(きたおおやしろ)駅の間であったが、この場所は六把野新田で、その区域は広くない。あるいは他の地名がどんどんできて(古臭い地名!)新田が狭くなったのか?ともかく六把野新田からこの六把野井水拱橋までは7~8km離れている。六把野というのはもっと広い区域を言ったのであろう。

六把野駅は北大社駅と統合され東員駅ができ廃駅になった。歩き鉄には多少なりとも不便になった。もっと不便になったのは楚原駅と終点阿下喜駅の間(約6kmある)にあった上笠田駅と六石駅が廃止され、いまやこの間には麻生田駅だけになったことである。この大築堤なら良いが他の撮影地を選択した時、往きは張り切って歩くのでそれほど感じないが、撮り終えて帰途に就くとき、特に成果が<今市どころか宇都宮>であったときは楚原に戻るにしても、麻生田まで進むにしても、実に遠く感じる。

あまらぼ鍋屋町

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コメント

楽しみに拝見させて頂いてます。

鉄道ではなく、「井」 が ツボ に入ってしまいました。
この地方でも「ゆ」 と呼ぶということを知り、貴重な情報をありがとうございました。
湖北でも「井」を「ゆ」と呼びます。特に 堰や用水路をも含めて「井」と云っているようです。
なぜ「井」が「ゆ」なのか、、、までは不明です、残念ながら。
湖北を灌漑する「ゆ」は戦国時代にまで遡る水争いの歴史と、整備された歴史がありますから、
案外と湖北の灌漑技術の影響があるのかもしれませんね。

では、今後とも楽しみに拝見させて下さい。失礼致します。

Nittaさま
拙ブログを見ていただきありがとうございます。また、湖北で井を「ゆ」と読むとのご教示感謝です。(あまらぼ鍋屋町)

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